その後の平塚海岸は水温も15℃台となり、全くキスの顔は見られません。聞くところ、湘南のキスは既に深みのある西湘国府津海岸に移ったようです。 そんな中、暫し釣りの方から離れ、鱚介オリジナル工房で取り組んできた「浮力の限界」を意識した「発泡スチロール製のFPシンカー」を完成させ、本日からの発売に漕ぎ付くことが出来ました。FPシンカー:キスケ 「鱚介のウッドガン」は従来のオモリの概念を超えた木オモリ(ウッドシンカー)として高い評価を頂きましたが、さらに今、根越しや根掛かりの多い釣り場、自然に漂う仕掛け効果などの効用を持つ、発泡スチロールを使った浮遊性のオモリが全国の投げ釣りマンの間で広がっています。 ベテランの方はいろいろ工夫しながら自製のモノを造っています。また、幾つかのメーカーから浮力を持った類似のものが発売はされていますが、浮力効果の高い発泡スチロールを素材にしたものは少なく、これを一般の方が入手することは難しい状態です。 そこで鱚介オリジナル工房では、実釣に実釣を重ね、この度、手造り特製の発泡シンカー「FPシンカー:キスケ」(Foamed Polystyrene Sinker Kisuke)を造ってみました。 特徴は、宮嶋屋釣具店特製の「小田原木オモリ」をベースとした、径15?の細身のシンカーです。また、形状と重さに合わせた太さ、長さの発泡スチロールを採用、トップには浮き上がり抵抗を無くした鋭角状の木製キャップを嵌め込み、カップワッシャーを被せ、しっかりとハンダで固定しました。また、発泡スチロールの表面には特殊な熱収縮ゴムを被せ、エポキシ樹脂で被覆し更に耐久性を強化しました。 使用感は、細身のため飛行中の抵抗が少なく良く飛び、サビキは驚くほど軽く、アタリも明確で、浮き上がりは抜群です。これにより、根回りの釣り場、根越しでの釣り場に、その効果を十二分に発揮してくれます。 なお、FPシンカー「キスケ」と相性が良いテンビンは、「真打ち」と「L型異軸」をお奨めします。 FPシンカー「キスケ」の仕様は以下の通りです。 号数 FPの長さと全長 20号 6?−12? 23号 8?−14? 25号 10?−16? 27号 12?−18? *カラーは、赤と黒があります。 *手造りのため、多少、重さの誤差や非形状なものがあります。 以上の他、次の2種類のFPシンカーも造ってみました。 *FPシンカー「カイソー」:富士カイソーテンビンオモリがベースで、23号、25号、 27号があります。 *FPシンカー「デルナー」:富士デルナーテンビンオモリがベースで、25号、27号が あります。 以上、詳細は鱚介オリジナル工房のホームページをご覧ください。