平塚海岸、ポチポチと釣れ続いてはいる。・・・が、型は小さくなってきた。 まあ、午前中の釣りでヒネが2〜3尾、小型が数尾、ピンが2〜3尾と云ったところで、ツ抜けが目標となってきた!! 今朝は、何時もの釣り座を少し離れテトラ群の中央右側に行って見た。最初の内は、鱚介アブミ6号の3本バリで、テトラ際から1色までを丁寧にサビいて釣ったが、ヒネが1尾だけだった。 その1尾が釣れたのは、大き目のエサ、一番下バリ、待ち釣りに近い釣りだった・・。 実は、そこからあるヒントを得た。・・・以前、よくやった岩場や根回りでの大キス釣りを思い出したのである。・・・今、ここ平塚海岸でこうした釣りは誰もやらないし、これを試したりする釣り人も居ないと思う。 簡単な釣り方である。 一つは、ハリは1本バリとする。 二つは、エサは1匹付けとする。 三つは、待ち続ける。 さて、今日の釣りは、このような釣りを我慢してやってみた。・・結果は、この裏ワザが見事に当たったと思う。 ただ、待ち時間が長かったこと、フグにハリごと持って行かれることが多かったこと、ピンギスのエサ取りが多かったこと、場所を移動しなかったこと、・・・など等、こんな無駄な時間が重なったため、本命のヒネは4尾に留まった。 具体的には、 *1本バリは、鱚介アブミの6号、仕掛け全長は一ひろ(約150?)とした。 *エサは、太めの青イソメ(10センチくらい)とした。 *硬い頭の部分にハリを掛け、テトラの手前4色付近に投げた。 *待ちは、竿は手持ち、5分に一度くらい少しサビき、エサの位置を移動させた。 大きなエサには、色々な魚、大小の魚が集まると考えられ、例えば、先ずは小ギスが群がって啄ばんでいると、大きなキスが寄ってきてそれを奪う・・。そんなイメージで釣っていたのである。 もう少し、そのイメージを実釣から描写すると、・・じっと待っていると、それこそ小さなコッツン!とか、ピリピリッ!とか・・・そんな前アタリが感じられた。 そこで合わせてはいけない。少し、ほんの少し待って、・・ほんの少し聞き合わせをしてみるのだ!・・。 ハリに乗ったのだ!グィーンとした大きな引きと、ガクッガクッ!としたアタリに変わり、確実にハリ掛りしたようだ!! 後は、ゆっくりと、あわてずに上げたのである。 キスの口元には、青イソメがそのままの形で残っている場合が多い。・・それは、キスがエサを啄ばむとき、自然界ではエサをシッポから喰う機会は無く、巣から這い出たエサの頭から襲って喰う!!・・・そんな事が容易に想像できる。 ジャリメの一匹付け効果は、こんなことで証明できるのでは無いだろうか・・。 だからと云って、エサを逆さに刺して投げれば切れてしまうのでやったことは無いが、何時かチョイ投げでそれを試してみたいとは思っている。 明日は、もう一度、この裏ワザで行こうと思っているが、ハリは、ネムリ針(キスZ)の8号でやってみる心算である。