堀オリジナル工房さんのおもしろ試作品から離れ、手許に大事に仕舞ってあった「鉄製のオモリ」を掲げてみた。 数年前、静岡の「HP:すたろう日誌」を書いていたベテランキャスターから頂いたモノである。2個頂いたが1個は行方不明となり、これはお宝として保存してあったものだ。 売りは、「環境に優しいオモリ・・」と云うことである。・・鉄棒をフライス盤などを使って1個1個丁寧に「削り出し」で手造りしたものである。 これを大量生産することは難しそうで、聞くところ1本900円と価格は張る。だが、労働力が安いどこかの国で造ればもっと安価にできるのだが、・・とのことであった。 その後が気になって居たのだが、今、どうなったのかは知らない。 ところで、この使用感だが「鉄製」であるから、オモリとしては比重が軽く、大型になってしまうのが気に掛る。 ただし、この鉄オモリは姿・形が良く飛びも良い。・・手許にあれば、いつでも使いたくなるのだが・・。 ここに、同じ27号の「鉛」と「タングステン」を比較して並べてみた。・・やはりレアーメタルで高価なタングステン製は素晴らしく、他を大きく引き離してはいる・・・。 機能性や価格などを比較しながら、どれを選ぶかは釣り人の自由だが、環境問題を考えると、これからはマイナー面を持った「鉛」は、何とか避けて行かねばならないだろう。 先日、釣具屋さんで、どなたかが造った「真鍮製のシンカー」を見かけた。・・そのようなモノでも良い、比重の高い金属製のモノが開発されれば良いのだが・・・。 望むのは、タングステンに匹敵するような材料で、価格がもっと安いシンカーが早く欲しいものである。