穴あけ期間中、28日から1日まで、実は大好きな南国高知に釣行していた。先方から書き込もうとはしたが、郷に入れば郷に従えで、やる事が沢山あって余禄な時間は無かった。この度の釣行に当たっては、シロギスを釣る以外、亡き息子が愛し3年間を過ごした高知の、また、山内一豊が征した城下町の大晦日から正月の過ごし方に興味を抱いていた。先に、この辺の感じを言うと、関東とは何ら変わるところが無いと云うのが実感でもあったが、一度だけの経験では判らなかったと云うのが答えである。確実に残った印象が一つだけある。食いしん坊の私の口を唸らせたのが「鮎の甘露煮」である。20センチはあろう子持ちの鮎を、甘く、ゆっくりと軟らかく煮〆たもので、ほのかな脂とアユ独特の香りを残した絶品であった。卓上には3尾が並べられていたが、さすが遠慮してしまい、1尾だけを堪能させてもらった。正直言って、残した2尾は、そっと持ち帰りたかった。
元旦が日曜日であり、彼の有名な大手筋で開かれる大日曜市を期待し、そこで正月気分を堪能したかった。だが残念ながら、流石、正月元旦でもあり、市は開かれていなかった。お陰で、ここで買おうとしていたお土産はまったく手に出来ず、重い財布?はそのまま持ち帰ったのである。
ならばと、高知城に上がり、天守閣から静かな高知の城下を一望する。その後、四国・三十一番霊場五台山竹林寺に行き初詣を済ませてきた。聞くところによると、今年のNHK大河ドラマで「山内一豊とその妻」が放映されるそうだ。毎年の大河ドラマは見たことが無いが、今年は是非見たいと思っている。
土佐の高知・正月探訪
投稿日:
執筆者:東京湾展望台