昨日、カワハギ釣りに行ってきた。釣り宿は、何時もの三浦半島小網代湾の丸十丸から・。
29日に行われた「服部善郎・釣り名人のIGFA殿堂入りを祝う会」に発起人の一人として参加させていただいたが、その折、我がカワハギ釣りの久保秀一師匠から“カワハギはそろそろ終盤だから早いうちに一度行きませんか?”との声を頂いた。
翌日、さっそく決まった!!との電話が入り、2日後の1日だと言う。・・即決断行は小生の気質でもあるから、即、喜んで参加の意を伝えた。
だが、メンバーと言えば、カワハギ釣りで知らぬ人は居ないと云う大ベテランの荒井清さん、横浜竿汐よしのハギマスター早坂良行さん、よし一会の玉川博司さんと言った、この道の大物ばかりなのである。
こうした大ベテランと肩を並べて釣るだけの腕はないし、第一口を利くのもおこがましい限りである。・・・でも、誰にもビギナー時代はあるのだから、教わる気持ちで加えてもらうことにした。
前日の晩、女房にスーパーで買ってきてもらった1?ほどのアサリを剥く。キモを傷つけないように剥くのは難しいが、もう何回か学習もし30分ほどで剥けるほど慣れた。
午前5時過ぎ、その剥いたアサリと過日使い残したアサリの塩まぶしをもって家を出た。途中、辻堂の久保さん宅に寄り久保車に乗り換える。
無風快晴の好転に恵まれた中、8時出船・・。ミヨシ側左舷に、玉川、早坂、荒井各氏が並び、背側右舷に、小生と久保師匠が陣取った。小生が使う竿は、先日汐よしさんに穂先を硬めに手直ししてもらった新調のカワハギ和竿である。これを使う前に、先ずは汐よしさんから竿下ろしのお神酒を振りかけてもらい悪霊を払ってもらった。
何時ものパターンであるが、早朝時の喰いは良くなかった。それでも、名人達はポチポチと喰わせ始める。・・・流石である。・・暫らく後小生にも来たが、その喰いの間隔は長く、・・でも、飽きない程度には釣れた。・・まあ、賑やかな喜びの声もあったが、喰わぬ、釣れぬ、だめだ!!のぼやきもかなり頻繁に聞こえていた。ベテランと言えどもままならないのがカワハギ釣りなのであろう。つい、ニンマリとしてしまう。・・何とも楽しい釣りであった。
沖上がりは通常2時30分だが、祐二船長の計らいで1時間残業と相成った。この日の小生の収穫は、古いエサ、塩漬けのアサリでもカワハギは釣れるのだ!と、言う事が確認出来たことである。剥いたばかりのアサリに勝るものは無いと思い込んでいたのだが、・・これならばハリに付け易いし、エサ持ちも良い。要は、塩漬けの方法や戻し方の方法が適切ならば、十分に使えるのだと言うことが分ったのである。
この日の釣果は、小生は15尾。名人達は20〜25尾と、終盤とは言いつつも十分な釣果に恵まれた。そして、今日も名人達から幾つかコツを教わった。次回は是非、それらを思い出しながら挑んでみたいと思っている。・・多分、こうしながら、小生はカワハギ釣りの深みに嵌っていくのだろう。・・・でも、良いか!!・・
帰りがけ、丸十丸さんで栽培中の新ワカメを頂いた。帰って、さっと湯越しをし鰹節と醤油をかけ、暖かいご飯で食べてみた。勿論、カワハギも絶品だが、初物の新ワカメの味は他に比べるものが無いほど美味しいものだった。
釣りって、いいなぁ!!・・と、つくづく思えるのであった。
カワハギ釣り・・終盤か?
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執筆者:高澤鱚介