このところずっと試作と実釣を重ねてきた形状記憶合金のテンビンオモリが、ほぼ完成した。
ほぼと云うのは、ウッドガン・スリムの新型キャップの製作が遅れているからだ。
このキャップが出来れば、先に掲げた写真のような木部胴体からアームを出すと云った、かなり斬新的なモノができる筈。従って、これが完成できれば、発売にも漕ぎつけられるのだが・・・。
最近、宣伝が行き届いたのか、何人かの方から期待と早く欲しいと云った声が寄せられている。
・・・今しばらくお待ちいただきたい。
さて、名付けには悩んだが、やっとこれも決まった。そもそもこれを正確に言うなら、「形状記憶合金アーム付きテンビンオモリ」と長い呼び名になってしまう。
だからと云って、ある方から寄せられたように、テンビン「真打ち」を超えるような呼び方を考えるなら「不可思議」とか「無量大数」とかではどうか?・・・では、難しすぎてしまう。
ふざけて、いっそう「奈落」とか「須弥山」とかも考えたのだが、これも意味が分からない。
そこで、一番どこにでもある造語を思い付き「SMABS]ということにした。
語源は、形状:ShapeのS、記憶:MemoryのM、合金:AlloyのA、テンビン:BalanceのB、オモリ:SinkerのS・・を組み合わせたのである。
活字にすると「SMABS」だが、口で呼ぶには何と言ったらよいか?まあ、適当に「スマブス」とでも呼んでもらいたい。自ら、何回も口にしていると我が子のように愛しく、とても良い名前であると感じてくるからおかしなものだ。
以降、皆さんには[SMABS=スマブス]という事でお見知り置きいただければ幸いである。
あとの悩みは価格である。形状記憶合金のハリガネは、1メートルモノで1000円は下らない。アーム長10センチでも@100も掛ってしまうし、加工も、これまで以上に難しく面倒なのである。
こんなことから、L型固定接ぎ穂アームが1個1000円だから、精々、既存価格プラス200円位かな?と、正直迷っている。
「SMABS」 と命名しました
投稿日:
執筆者:高澤鱚介