気比の松原 ファイナル大会へ

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 30日の夜から、車中一泊で福井県敦賀市の気比の松原海岸で行われた「2013 ファイナル投げ釣り大会に行ってきた。 同行は神奈川サーフの和田満雄会長さんと平岡順司さん。 普通の眼で見ると、この辺りへの釣行は1〜2泊での宿泊遠征が一般的だろう。だが、遠征慣れした我々の行動範囲は広がっている。例えば、早朝2時に出てその日に帰る遠州や渥美半島への釣行を少し遠方にしたくらいの感覚である。 主催は?・・・実は、この大会は北陸方面の幾つかの釣りクラブの有志が行っているものだが、まあ、・と云うか、金沢の宮本幹治さん(手取投友会)が頭に立って運営している。 しかし、彼はこう言う。この会は「参加された皆さん一人一人が主催者である。」と・・・。 参加は自由で参加費用はない。出たい者は「何か賞品となる一品を持って」参加すればよい。そしてその賞品授与は、順位順、或いは抽選で全員に渡るのである。 もう一つ、彼の挨拶は振るっていた。「ここは名勝地の気比の松原海岸、美しい海岸にゴミは似合わない。ゴミは持ち帰り、皆さんが残すのは足跡と楽しい思い出である。」・・そんなユーモアをもって大会は始まった。 気比松原海岸は、敦賀湾の湾奥に位置し、松林に囲まれた約1キロ弱の静かな内海である。遠浅で、根掛りも少なく、シーズン中の魚影も濃いそうで小から大まで、数も釣れるそうだ。 今はもう終盤だが、2、3日前には24、5センチ級がかなり混じって20〜30尾台だったと聞いた。  ただ、小生はこの海岸が好きでこれまで数回来ているが、そうした満足には程遠く、今日こそは!と期待していたのだが・・・ ・・・でも、やはりと云うか、何時もの通りこの日は厳しかった。場所によっては朝の中、3色手前でピンギス混りで20センチ級がポチポチ釣れていたが、後が続かず多くの方が歩き回っていた。 小生は本部近く、あまり歩かずの場所に座を据えた。1投、2投連続してピンギスが・・、そして3投目、20センチ級が・・・。スタート良し!であった。 しかし喰いはそれまで・・。左右からかぶせられもしたが、その方らにも全く釣れない。  止む無く、軽量細地の鱚介アブミ6号をリブロ4号の小針に替え、5色を中心に攻めてみたのである。・・小さなアタリだが、ほんの「小さなポイントにだけキスが居る」ことを感知。 それからは1投、1投を慎重に、そのポイントだけを攻めたのである。 ・・周辺の目を気にしながらも、結果は11尾だった。この状況であれば満足せねばならない釣果であろう。 後半、少し離れた場所に遠投派の香林和幸さんや吉野海洋君らが盛んに遠投をかけていた。遠目に映った、慎重そうに巻き取る姿の中に、確かに複数連のキスが付いている。 少し休憩した中、二人を訪ねてみたが、喰っているのは8色に近い7色台だとのこと。誰にも釣れない中、5連が2度あったというから、やはり遠投技術は大事である。  小生が今日使ったサオは27号だったが、31号のコンペに替えるべきだったかもしれない。だが、それでも7色だ、8色だとなれば別、・・とても届かない。第一、体が持たない。 あまり言いたくはないことだが、老体には、無理をせず見合った道具で、それなりに楽しみながら努力すればよい。その「自己満足」が長続きの秘訣になるのかも知れない・・・。そんな悟りのような心境が見えてきたこの頃である。  賑やかな表彰式、最多尾数は確か27尾だったと記憶する。香林さんや海洋君はやはり20尾を超えていた。 提供した「鱚介のサオ立て」は、この日新たに決まった女性賞として蛍会ののりピーさんと云う釣女に渡された。  この楽しかった大会を終え、振り始めた冷たい雨の街中で半チャンラーメンを食べ、午後1時帰路に・・・。そして午後7時、無事自宅に到着した。 このお遊びの経費は、〆て8000円だった。 なお、この大会の詳細は香林和幸さんのHP「KISU MANIA]に掲載されているから、ページをお開き頂きたい。 

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