釣友・人物・恩人

サオ立ての近況とCM

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国際釣具ショーも終わり、日々時間が過ぎていく中で、鱚介オリジナル竿立ては完成寸前で止っている。最大の難点である「サオ受け部」の製作に時間が掛かっているためだ。早い販売をしてほしいとの催促もあるが、今、暫くお待ちいただきたい。・・で、近況と言うか、事前CMをさせて頂くことにした。
鱚介オリジナル・サオ立ては、略して「KRSS]と言うことにした。「キスケ・ロッド・スタンディング・サポーター」と言う造語の略で、砂浜での使用を意図して製作した。また、企画から製造まで、高知の釣友である「堀オリジナル工房」の堀川宗雄さんと協調しながら進めている。
先ず、サオ立ての部品は、?「サオ受け」?「シャフト」?「石突」?「手拭フック」からなり、最後に「フイルム」や「ワインディングスレッド」でドレスアップし、塗装はウレタン樹脂を使用している。全長は145〜150センチ。シャフトの色は、黒色(KRSS-B)と小豆色(KRSS-RB)の2種類とした。
次に材質だが、サオ受けはケヤキ材の削り出しとし、さる工芸社に製造委託している。シャフトはカーボンファイバー製で、長さと硬さカラーなど全て特注で製造した品である。石突はステンレス製で、これも機械工作メーカーに特注したものである。手拭掛けはステンレスのヒートンにスプリットリングを付け、フック付きスイベルを附けた。言うなれば、これらの殆んど全てをオリジナル部材として企画し製造したのである。特に注意したのは、何れもサビに強く、堅牢で、高級感が持てる材料を選んだという点にある。
堀オリジナルとの相違は、サオ受け部とドレスアップにある。因みに、さお受け部のデザインは、堀川宗雄さんが担当したものであるが、作品はそれぞれ部材を変えている。また、ドレスアップは、最も個性を主張できるものであり、一本一本に個性を持たせ、同じものは造らないようにしたいと考えている。
いよいよ完成と言う段階にはあるが、企画からデザインや部材の決定、決定したものの調達や製造と、これまでかなりの時間と労力を喰ってしまった。これからは販売に力を入れなければならないが、ただ、量産できるものではないので、今は、一本ずつ丁寧にドレスアップしながら仕上げて行きたいと考えるのみである。
販売方法等であるが、主としてネット販売をしたいと考えており、現在専用のホームページを立ち上げ準備中でもある。場合によっては、特定の釣具店に置くことも検討中であるが、一番大切にしたいのは、使ってくれた人の口コミから、直接注文を頂けるようになれればと考えている。気になる販売価格だが、部材に高級なものを選んだためコストが掛かってしまった。そのため、1本あたり、送料込みで「15000円」程度と考えている。

追伸
この日記をお読みになって、今既にほしいと言う方が居られるかも知れませんが、嬉しくはあるのですが渡せるモノが有りません。販売開始は追ってお知らせしますのでもう暫くお待ちくださいね!!皆さんのご支援方、よろしくお願いします。





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