遂に今日、と、ある優しい声でブログを書かないことの消息確認の電話を受けてしまった。個々のメールでのご心配には、元気であることは伝わっているのだが・・・・釣りにも適当に行っている。こうした中、タイトルにいきなり「お元気ですか?」は、甚だ筋違いな言い方だと思う。しかし、久々に戻って来て、できる挨拶と言えば「皆さん、お元気ですか?・・」が、何となく自然に出せる言葉のような気がしたからだ。
当然それに続く言葉と言えば「・・私は、忙しく、せわしく、元気でやってます。」・・そういうことになる。毎日のようにクリックして頂いていた方、ゴメンナサイ。
私は、ブログに日記を公開すると言うことは、何かの刺激があって、その受けた刺激を加工しながら、独り言を勝手に伝えるものだと思っている。ならば、お前はずっと刺激が無かったのか!と、問われるかも知れないが、それはそうでもない。
今、私は住まう199世帯の団地を管理する組合の役員をさせられている。また、新たに起業(大げさな!!)した、「鱚介オリジナル工房」の職人として働いている。
だから、その双方から、それこそ沢山の喜怒哀楽たる刺激を受けている。一つ一つのな中には、面白可笑しいものもあるが、正直に言えば、大部分は癪に障ること、悔しく、悲しく、イライラするようなことが多い。それを題材に書けば、読まれた方には愚痴と捉えられようし、自らは、血圧が上がってしまいそうで身体によろしくない。
因みに、愚痴めいたことを一つ、・・・そもそも管理組合の役員はその殆んどが現役の勤め人であり家に居ない。であるから、日々、自宅勤務の我が身は、当然問題発生に対する受け皿とならざるを得ないのである。同時に、永らく行政マンとして過ごした経験から「いい加減に処方すること」を知らないから、一人でついつい深入りしてしまうのである。
一方の鱚介工房、これは零細家内工房にとっては嬉しい愚痴かもしれない。実は、オリジナル商品として世に出した「鱚介テンビン」が、意外なほどの人気がありその製造に追われ始めてしまったのである。投げ釣りに使うタカがテンビンと言えど、自ら言うのもオコガマシイが、この鱚介テンビンは松葉の形で、アームが上下、360度回転するといった、これまでに無い多くの利点を持ったモノで、今、特許申請の手続中でもある。
この製作だが、ステンレスワイヤーを切断することから始め、最終仕上げのハンダ洗いまで、実に25工程を要するのである。しかも、工作するに当たっての道具(冶具という)は自ら造らねばならない。
販売単価からみて、これで儲かるなどは夢の夢だが、少ない小遣いを競輪、競馬、宝くじなどの遊びに投資することよりも実利的であり、同時により面白い。手にマメをつくり、ハンダで火傷をしたりもあるが、色々考え、身体を使ってモノを創る・・役人生活では絶対に味わえ無かった喜びを今味わっている。
多分、ブログを書かせないのは、この楽しさ、面白さ故であるのかもしれない。
・・・みなさん お元気ですか?
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執筆者:東京湾展望台