鱚介オリジナル工房

鱚介テンビン「真打ち」のこと・・

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真打ち:黒/赤

 大げさな言葉を使い「真打ち」を発売しましたが、お使い頂いた方からの大きな反響を感じています。

 中には、既にリピートされる方も居ます。お蔭様で、造った第1弾の在庫は少なくなり、何とか補充作業をしなくてはならないほどです。有難うございます。

 そんな中、お使いいただいた藤沢市在住の東誠治さんからメールを頂きました。ご本人に了解の上、掲出させていただきました。

[ 鱚介オリジナル工房 様
 本日6:00〜9:30の時間帯で茅ヶ崎サザンビーチにて『真打ち・黒』で実釣してきました。

 結論から申し上げますと・・・「欠点がみつからない」の一言でした(笑)

 私は普段、ブラ天は弓型半遊動の改良型を使っていますが、「カカカカカカッ」と云う様な機械的な弓型に対して、真打ちは「ブブブブブルンッ」ともっと生々しい感じだと思いました。

 やはりテンビンの力糸側軸からオモリの支点が仕掛け側アームに出ている事により、キスが掛かるとアームにキスとオモリがのり、キスのアタリとオモリの動きを良く拾い、また、オモリがアームにのっていることでテンビンの余分な反発を抑制し、『アタリが良く出て、食い込み易く、バレが少ない』事に繋がっているのでは?と、素人ながらに感じました。

 初めは、オモリが底を叩く反動でキスがバレないかな?と少し思いましたが使ってみたらそんな心配は無用でした。

 サザンビーチの今の時期ではピンギスが主体でいきなり良型が来ることは余り無いので、まずはピンを1尾かけてからの釣りになると思うのですが、「ピンをかける→サビく・誘う→アタリ→アタリに合わせてテンションかけながら竿先を送る→サビく・誘う」・・・の、一連の動作がとてもスムーズに的確に出来、本当に楽しい素晴らしいテンビンだと思います。

 上のハリからピン、ヒネ、ヒネ、ヒネと来た時にはコンペ33の穂先がブルンブルンに暴れて、それはもうビックリでしたよ。あれだけ暴れてバレテないとはホントにもう脱帽です。

 ・・・と、感想は以上ですが何かどこかのフィールドレポートみたいに長文になってしまい申し訳ありませんでした。

 サザンビーチですが先週の月曜に釣行した時も20センチ頭に3時間で45尾、今日も22センチ頭に47尾、さらには先週の水曜日に友人が26.5センチのジャンボ!と好釣をキープしているので鱚介さんもたまには気分転換でいかがですか?
 潮が動き出す時間であれば上げ下げどちらでも食うようですが、大物はやはり朝一満潮の下げに分があるようです。
 来週は、奥様サービスで仁科大浜でキス釣り・安城岬で足湯にいってきます。また『真打ち』が活躍してくれそうでもうすでに妄想に浸っております。]


・・・と云った、とてもリアルな感想でした。一つ気になった[オモリの重さ」についてお聴きしました。


 [オモリの件ですが、鱚介さんが仰るとおり、多点バリでオモリが軽いと掛かりが悪いと自分も感じているので、今はデルナーベースで発泡部3.5センチにアルミテープを巻いて少し重くしたショート発泡の27号か30号を使っています。
 これには少し拘りがあって、海水が入って浮力が変わるのと砂が入るのが嫌で、発泡材は芯材があるモノを使用し、加工して完全中空で作っています。
 鱚介さんのウッドガンだと25号から使用します。やはり木材と発泡材の比重の違いでしょうね。

以上、紹介致しました。





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