今、図鑑が良く売れていると新聞に出ていた。
・・・時を同じに(必ずしもこれとは関係が無いと思うのだが・・)釣友であり、我がカワハギ釣りの師匠である、生物写真家の久保秀一さんから「たね」の本、図鑑が届けられた。
「刷り上がったばかりの「たねの本」をお届けします。デジタル時代の技と40数年前も前に作られ、今では幻となってしまった特殊なレンズとのコラボで、、小さなタネの超細密な画像を撮影することに成功しました。
数年前に月刊誌の依頼でタネを撮影したのが、事の始まりです。タネには、どうしてこれほどの多様な色や形があるのか不思議でなりません。身近なタネの多彩な色や形を楽しんでいただけたら幸いです。」
こんな添え書きがありました。
以前から、この超細密で不思議なタネの写真を撮っていることはお聴きしていましたし、幾つものタネを壁紙にと送って頂いたりもしていました。
手に取って、表紙のタネを観ているだけで、その不思議さに見入り、よくぞまあ、こんな写真が撮れるものだなあ、」と感心してしまいました。
表紙をめくると、140種もの種と、その種を創る母なる植物が現れ、始めてその正体を知るものも少なくありません。
細密画像を撮影する技術には口を出せませんが、兎も角、不思議を、目に見えないような皺や髭までも写真にしてしまうその技量は凄いものです。
魅入って居る内に、タネの形、姿、色、構造…等々は正に神にしか創れない世界がそこにあると感じてきます。・・・否、タネには神が宿っているし、タネそのものが神のような気がしてきますから不思議です。
夏休み、お子さんのいる方、お孫さんの入る方、たまにはサオを置いて本屋に行き、手に取って、是非ご覧いただきたいと思います。
著書名 ずかん たね・・見ながら学習 調べて納得
発 行 技術評社
著 近田文弘
写 真 久保秀一
価 格 本体2680円+税
久保師匠の手紙には「少し先になりますが、次の企画にも期待してください。」との追書きもありました。今から楽しみです。
何のタネなのか?・・ずかんからお知り下さい。
たね・・・の本
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執筆者:高澤鱚介