今朝の天気は、晴れ、風弱く、波静か・・何時ものテトラ群の左手に入った。既に、3人ほど投げていたが芳しくないとのこと・・。
彼らの左側に座を取り支度にかかる。今日は、昨日の状態から少し遠投しようと、硬めのサンダウナー31-410Sを持ってきた。
とは言いつつも、昨日は2色以内で大きいのが釣れていたから、先ずは、鱚介アブミ5号の5本バリに青イソメと岩イソメを交互に付けて軽く3色に投げて見た・・。
2投目だった、2色を半分巻き取った所で、強烈なアタリが・・。20センチを超える大型だった。エサは、岩イソメを咥えていた・・。ならばと、5本バリ全部に岩イソメを付け、2色に投げてからゆるりとサビいてきた。
・・・数投の後、なんと先ほどと同じサイズが来たではないか!!・・・もう、今日はこれで堪能できた??
実は今日、新しいL型テンビンを試していた。昨日、横山武さんとの電話で[今こちら(大阪〜山陽方面)では「オモリ軸(縦軸)が細く、アーム軸(横軸)の太い」、これまでの発想を逆転したようなテンビンが流行り始めている。
使ってみたが確かに良いようだ。アームが安定し、地を這うオモリの動きをオモリ軸が吸収するのか、喰い込みも良いようだ]と、聞いたのである。
確か二月ほど前、同じような話を誰かから聞いたような気がする・・。その時にはあまり深く考えもしなかったが、横山さんからの話であればそれは気になるもの・・。そんなことで昨日、急遽造ってみたのである。
写真がそれだが、オモリ軸をSUS304Hの0.8?径、アーム軸を1.0?径とし、オモリ軸、アーム軸を共に17センチ長で仕上げた。出来上がったものの両軸の先端を引っ張ると、まるで「股」が開いた状態となり、強く引くと直線状にまで開いてしまう。
言うなれば、サビいた瞬間から「股」が開ききるまではバネ状態が続き、最後は直線形のテンビンに近くなるのである。
話は反れたが、その後も、先の2尾に続き同じような型のモノが2連で来た・・。さらにその後は食いが止まってしまったため5色の釣りとなったが、小さいのが2連で釣れてきただけだった。
この「逆径テンビン」(仮名)、一度だけの使用だったが、結果としては誰よりも大型が数釣れたし、可なり、乗りは良いように感じられた・・。
また、アタリは、ガンガンとした直線的なものでは無く、グィーンと、まるでバネが伸びた感じがした。ただ一つ特徴的に感じたのは、オモリが最後まで底を這うようで、かなり重さを感じながらのサビキとなることだ。
オモリ軸が太く硬いと、オモリが踊ってしまう・・・が、細く柔らか軸であるこのテンビンでは、海底面の凹凸に順応して這いずって来るから、サビキの重さを感じるのかも知れない。
裏返して言えば、その這いずり方が仕掛けの漂いに不自然さを与えず、キスに安心感を与え、食い気を誘うのかもしれない。また、オモリがしっかり砂に喰い込み固定された状態にあるからハリ掛りが良くなるのかもしれない。、
こんな見方感じ方は、あくまでも想像の域を出ないが、今日は、今日の結果から見れば効果ありと見えるし、さらに今後、十分に試し研究したいと思っている。
なお、テトラ左側の前で、地元釣友の土井さんが、小振りながら15尾をゲット。静かさを保った海ならば、当分の間楽しめそうである。ここでのエサは、ジャリメとアオイソメだったとのこと・・。
平塚海岸・1色半で!
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執筆者:高澤鱚介