午前7時ころ、昨日と同じテトラ群の中央右手に行って見た。しかし、昨日の釣果情報が伝わったのか、既に数人が投げていた。・・止む無く、何時もの左手に行くことに・・。
そこで、和田さんとばったり会う。・・昨日のクラブ例会では大して釣れなかったとのこと、今日、そのリベンジに来たようである・・・。
今日は、地獄のネムリ針「キスZ」の1本バリを使う積りだったが、持参した仕掛け巻きには、過日のハゼ用の2本バリが巻かれてあった。ならば、これで行ってみようとフロロ4号、長さ一ひろの天井糸(バカ)に、これを結んだ。
上バリには青イソメを小さく付け、本命となる先針に太い青イソメの一匹付けをした。そして、テトラ群に向け4色一杯に投げ、糸ふけを取り待ちの姿勢に入った。
5分もしない内に、ツンツン!とした前アタリが・・・。続いて、グイーン!!と来たではないか・・。一投目の一尾をバラす訳にはいかない。・・・上げると、20オーバーの大きいのが付いてきた! 出来すぎではないだろうか!!
上バリはフグにでも切られたのか、無くなっていた。・・・矢張り、1本バリで行け!!との天のおぼし召しなのだろう。・・・続いてやや小型がきた! 更に、暫くして3尾目がきたのである。・・やはり1本バリが有効、以降はこれで行くことにした。
その後はパタリと食いが止まってしまった。・・移動を考えたところ、最初に入りたかった所に居た釣り人はもう散っていた。・・・直ぐに、そちらに向かう。
一人残って釣りをしていた鈴木さんと挨拶を交わし、直ぐに投げ始めた!! ・・・やはり、昨日と同じところにヒネギスは居た!! 一投目にして来たではないか!!
・・暫く後となったが、釣り仲間が2〜3人集まってガヤガヤしている中、更に1尾を追釣!!
この釣り方に興味を抱いたのか、色々と仕掛けのことを聴きだされてしまった。
昨日書いたことと同じだが、ハリは1本、青イソメは大きめを一匹付け、・・そして待つ!! ・・・こんな話を繰り返したが、果たしてその気になって試されるだろうか?
実はこの釣り方、とても勇気がいることなのだと思う。今まで多くの方に教えてきたが、中々我慢が出来ず、長続きしないし、繰り返すことが出来ない。
普通の方なら、ハリは1本より2本、2本より3本が良い。エサは、キスの口に合わせて切った方が良い。一匹付けでは長くて、投げれば切れて飛んでしまう、待つより、サビいてキスを誘う方が釣れる。・・・長くやってきた、こうした固定観念から抜けられない方が多いのだ。
1尾の大ギスを釣ることは、根掛りの多い岩礁帯の中にある「砂場」が釣り場となる。・・だから、砂地に置いた仕掛けは動かせず、ただ待つだけの「我慢の釣り」そのものとなる。・・・また、1尾を得るためには、半日、一日を掛けることもあった・・。
実は、そんな修行経験から、テトラポット=岩礁帯であったと、今頃ではあるが気付かされたのである。・・・言い換えれば、正にテトラと云う岩礁帯に潜り込んだ大ギスを引っ張り出すには、この釣り方が一番有効なのだ!!・・と云うことである。
・・釣りにはいろいろな方法、釣り場や釣り時期、適した釣り具がある。・・今の平塚海岸、テトラ群もこれと同じだが、だが、今の大ギスの釣り方は、これが正解だと小生は考える。
小生のキス釣り人生は長く、それなりに色々なことがタンスの奥に仕舞われている・・。しかしながら最近は、何か刺激が無いと、仕舞った先や仕舞った中身を思い出せず応用動作もままならない。
・・そんなもどかしい自分がここに居るが、でも、昨日、今日、二日間の思い通りの好釣果は何とも気持ち良い。
・・こんな愚痴や自慢!!・・歳のせいなんですかね?・・まあ、止む負えないとご理解くだされ!! 明日もまた、天候さえ良ければ同じ釣りに挑みたいと思っている!!
続けて ヒネ5尾 ゲット!!
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執筆者:高澤鱚介