午前4時ごろ、外はしきりに雨が降っていた。・・・そのまま起き出し、工房の作業と朝飯を済ませた頃にはもう雨は上がっていた。
一応、雨合羽を用意し昨日の釣り場に出かけてみた。時間は8時を廻っており、今日は何尾かでも釣れれば良い。
・・・そんな積りで海岸に着き、数人の釣り人に様子を聞いたところ、今日はダメですよ!!・・と、気の無い答えが・・。
小雨降る中少し歩いたところに、合羽を着こんだ和田兄弟がいた。・・昨日ほどは釣れないが、ポチポチと釣れ始めたとのこと。・・・安心!
急ぎ支度を終え投げて見た。しかし、数等するもアタリは全く無い。・・・ならばと、サビキを止め、遠投で待つこと5分・・。小さなアタリが入るが、連を期待して後食いを待った。 ・・・その数秒後だった、ガッツン!グィーン!と強烈なアタリが入った!! ・・・来たのは、多分ヒラメだろう。・・・途中まで上げたが上げ切れず、仕掛け毎持って行かれてしまった。
実は、ずっとこうした被害を受けているのだが・・、だからと言って、ヒラメ狙いのルアーマンに釣れることが無いのは何故だろう??
高切れしてしまったラインを替え、場所を変えてみた。最近、仕掛けにビーズを入れた方が何となく食いが良いことを感じて居り、3本ハリ全てにソフト蛍光ビーズの赤と緑を嵌めてみた。
それに応えてくれたのか、直ぐに期待のヒネが2連で来た。・・・キスの居場所が分かればこっちのモノ! 確かに昨日の様ではないが、それから数尾を釣ることが出来た。
今日の釣りで少し変化を感じた・・・。ピンギスがやけに多くなったことである。例年のように、ピンギスが現れるとヒネが一旦身を隠す。そしてピンギスの盛期が続き、秋が深まる頃、再びヒネギスの大食いが始まるのである。・・今頃は、その境目になるのかもしれない。
大ギスを食べ飽きた頃(ゴメン!)、南蛮漬け用のピンギスが秋の風物となる。・・頭を取って、丸のままの骨付きフライや、バター焼きのピカタも中々いける!!
・・でも、大きく育ってもらい、大人になって、強いアタリで我々釣り人を楽しませてくれた方が嬉しい!! ・・そんな勝手なことを願うのは、釣り人の欲なのだろうか?
飽きず、小雨降る中で!!
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執筆者:高澤鱚介