昨8日、「湘南オープン投げ釣り大会実行委員会」主催の「キスの投げ釣り大会」に、主催者側幹事兼選手として参加した。
先に結果を言ってしまうが、小生の釣果は40尾ジャスト。・・・病み上がり的状態の小生が居るトリオチームが総合優勝、また、個人優勝、大物賞、シニア賞と、何と4冠を頂いてしまったのである。シニア賞を除いては、明らかに出来すぎ!!である。
大会は湘南大磯海岸。会場は漁港から葛川までの「大磯西浜」と漁港から花水川河口までの「大磯東浜」で、どちらで釣っても良い。
大磯漁港にある県営駐車場に集まり、午前6時30分の開会宣言の後一斉に釣り場に向かった。ただ、西側は今、全く釣れないようで、小生はじめ全員が「大磯東浜」に向かった。
小生は、今年一年足を痛め、秋には体調を崩し、釣行は幾つかの遠征を除いては、数えるほどだった。ただ最近、足の痛みは無くなり体調も戻ったことから、久しぶりの大会が楽しみで、いろいろ作戦を立てていた。
大したことではないが、久しぶりの自己的快挙、自己満足からなのだろう、少し書く気が起きた。少しでも向後の参考になればと記してみた。
一番は、無欲で自分流の釣りをしたかった。まだ、遠投は出来ない中、キスはきっと近場にいる筈と断定し、それに見合った道具を揃えてみた。
竿は、シマノのキススペシャルFX+。リールは、ダイワのトーナメント35に、ラインはPE08号・・と、これは普段使っているもの・・。
工夫したのは仕掛けである。
・テンビンは、鱚介工房の最新作である「真打ち−アグレ・09」
・オモリは、鱚介工房の発砲スチロール製FPシンカー「キスケ」15号
・スナズリは、フロロカーボンの5号1メートル
・ハリは「鱚介アブミ」4号の5本バリ
・ハリス仕掛けでは、
エダスには「ホンテロン」08号4?、
モトスには柔らか目の「ドイツナイロン」1号を用いた
・ハリス仕掛けは無限で、エダス間隔は50センチと長めとし、全てに蛍光玉ソフトの極小を付けた。
・エダスは、小バリに見合った細めの0.6号辺りが一般的だが、小生は少し硬めの0.8号を使った。
・これは、モトスにハリが絡まずに真っすぐに立ち、魚が食った瞬間のハリ掛りの良さを期待する。・・逆に、モトスは細く柔らかめのラインを用い、長めとし、エサが潮に巧く漂うことをイメージするからなのである。
・蛍光玉を付けたのは、東浜は最近の雨で花水川から流れ込んだ濁りがあり、必要不可欠と思ったのである。
・仕掛けは長い。ちなみに、スナズリ100?+幹糸250?で計350?(3.5m)と最近これを多用している。理由としては、キスの群れを広く探るためでもあるし、底荒れでも絡みが避けられる。・・・少ない釣行での経験ではあるが、それなりの効果を覚えているからである。
まあ、こんな道具立てであったが、あとは釣り方である。先ず、この日選んだ場所は花水川に近い所(旧レストラン下)で、渚が砂地で無く、小砂利で覆われている場所を選んだ。・・・そこは波気の境目で、海底にも変化があると見立てたのだ。初冬を迎え、水温が下がるとキスは深みや変化ある場所に居着くと思われる。
ここで、最初の1投にピンギスが1尾付いてきた。・・2色少し先だった。・・・隣の地元の老釣り師が2尾、2尾と釣るのが見えた。
2投目は、最初の地点から少し移動したところで3尾が付いてきた。心地よいアタリだ!! 多分ここには群れがある。・・そう断定し、じっくり攻めることに・・・。
9時過ぎには20尾を超えた。3色ちょっとに投げ、2色に掛かった辺りにキスは居る。・・5本バリのパーフェクトは無かったが、4連が4回もあった!! ・・空振りは3回だけ!
一尾のアタリでは決して上げない、ゆっくりサビき、連を期待してチカラ糸までサビキ続ける。
この間が楽しい。小さいものから中っぱ迄、何と楽しいアタリだろう。・・瞬く間に時間は迫っていた。
10時30分、少し早いが終了し大会本部に向かう。・・途中、例年上位入賞する方たちから38尾の声を聴いた。最後の一投だと、その御仁がエサを付けていた。・・・もし、その一投で3連があったら小生は超えられてしまう!!
本部で、賞品等を整えつつ皆さんの帰りを待つ。次々に釣果が報告されるが、一桁の方も結構居り今の釣りの難しさを伝えていた。・・・結局、小生の40尾を超える者は無かった。次点は何時もの名人たち二人の37尾だった。
今年最後になるかもしれない今日の釣り、一年の鬱々した気持ちをすっきりとさせてくれた。・・賞品として頂いたお米「湘南産:はるみ」5キロ入り4袋、大いに引け目みたいな感じもしたが、嬉しく、また、図々しくも頂いてきた!!
詳しいことは、間もなく「湘南鱚粋会」のホームページで紹介されるはずです。・・お楽しみに!!
鱚介工房の愛用者浅川さんからの嬉しいメールです!
浅川さん、ありがとうございました!!
高見澤さま
昨日、やっとご挨拶させていただいた浅川です。
少し離れた場所で拝見させていただきましたが、砂利と砂利の間の、そこしかない場所で、一切の無駄ない動きで、軽装で、そして、連で釣られていたお姿に、感銘しておりました。
40匹で優勝とのこと、誠におめでとうございました。
偶然、当方が撮影した写真に、貴殿の姿が入っていましたので、写真を添付送付させていただきます。
ひざの調子もよさようなご様子にて安心しました。これからも、お元気で、ご活躍を祈っています。