ヒラメ!!・・投げ釣りマンにあっては、シロギスを奪う外敵である。喰い続いていたシロギスが急に居なくなってしまったり、アタッた筈のシロギスが途中でガッツン!!とやられてしまう。・・・こうした現象は、シロギスが多く、好釣のときほど生じやすい。云わば、これはヒラメやマゴチが原因。いま、平塚海岸はピンギスが多く、当然、それに応じてヒラメやマゴチも多くいるという事にもなる。 今日、釣友の山田聖二さんがこの外敵を仕留めてくれた。荒れた後に静けさが戻りつつある平塚海岸の、ビーチセンタ前のテトラ左側4色半で食いついたと言う。ピンギスに食いついた訳ではなく、しっかりと2本のハリを咥えていた。・・ゆっくりとやり取りしながら、・・バレを覚悟しながら、・・最後は上手く波に乗せてあげたのである。 驚くこと無かれ、ハリスはホンテロンの0.8号。ハリはアスリートの5号である。 ヒラメは、よく波口で砂地にぺたりと吸い付いてしまうような状態になり、そうなった場合は、ちっとやそっとでは動かない。・・多くは、ここでバレてしまうのである。 山田さんは20数年来のベテランであり、流石と言うほか無い。・・が、しかし、こんな仕掛けで、これほどのヒラメを釣ってしまうなど、何時も、狙ってさ迷い歩くルアーマンにとってはどう感じるだろう。 体長65センチ、重さ2.3キロは、彼にとっても記録であるという。 どうやら、これで明日からの投げ釣りマンは安心してピンギス釣りが楽しめそうである。