丹後で、鳴門で、よく遊び、よく遊ぶ

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 1日の夜から4日の夜まで、釣友4人と京都丹後半島と徳島鳴門で投げ釣りを楽しんできた。遠征の主目的は、阿波釣法で名をなした投げ釣りの大御所であった寺沢守氏の追悼大会から早3年目、徳島鱗友サーフ(会長:瀬尾捷征氏)主催による投げ釣り大会への参加である。  平塚を午後10時、平岡順司さんの愛車アルファードで出発。メンバーは、何時もの和田満雄さん、力石一穂さん、伊藤幸一さん、私の5人。  第1日目の行き先は丹後半島の野原漁港の堤防であった。ここでは秋深く荒波が出始めた頃、大型のシロギスが良く釣れると言う。昨年も来たが早朝の一時、力石さん、伊藤さんが良型を釣っただけといった実績のみ・・で、今回もかなりの賭けでもあった。 しかし、やはり残念ではあったが、勢い込んでのこの日の釣りも私を除く4人が最長25センチを筆頭に、1〜2尾で終了せざるを得なかった。まだ、湾内に巨ギスは入っていない様子である。・・というのが結論。・・9時30分、諦め移動することとした。 舞鶴若狭自動車道に乗り一挙に高速を飛ばし、淡路島を目指す。淡路島では余り大きなものは期待できないと聞くが、情報を聞いた力石さんの案内で「南あわじ市のとある漁港」を目指す。静かな漁港で、先行者に聞くとクーラーを開け「これ位でしたら・・」と、20センチオーバーを10数尾見せてくれた。なるほど?・・探せば、そんなのが居るのかと納得もした。実は、やっとそこで大型の魚信を楽しむことが出来たのである。湾内に向けた、たった一色の範囲でガンガンと竿先を震わせたのである。2連も2度あった。過日の新島での釣りをを思い出してしまった。暫らくの後、皆それなりに釣ったようで満足して終了する。因みに私は13尾だった。  その後、島南側の「沼島」の対岸となる土生漁港に行く。ここでは、東側の岸壁テトラ上からの投げで、良型交じりで数尾を楽しむことができた。さらに、この日最後の釣りを、・・ということで「鳥取」と言うゴロタ浜でやってみた。しかし、全くダメ。海に斜面状に突き出した突堤に数人の先客があり、本来の投げが出来なかったのである。是非、もう一度来たい釣場である。 例年、お世話になる鳴門の民宿で、風呂に浸かり夕食をとる。釣り人の夜は早い??・・午後7時30分には、適当に飲んだビールが徹夜で過ごした身体に廻り、全員寝床にダウンして大イビキ・・翌朝は4時起床だ。 二日目、午前5時30分に鳴門市内のイハラ釣具店で高知の堀川宗雄さん、吉永武司さんと合流。しばしの出会いに歓談する。 今日は、この日行われる“がまかつ”のテスター懇親会にゲストとして参加させていただいた。会場となる里浦海岸12番スポットには、中心となる会長の瀬尾捷征さん始め、富士の佐野俊憲さん、北陸の宮本幹治さん、我が方の力石一穂さんら、有名人が多数見えていた。 勝負は、大型の一匹狙いとのこと。我輩は、エギングのルアーロッドに鱚介テンビンのショートを付け、オモリは10号とした。ハリは、ササメのリベロ7号の2本バリ。ともかく波の中を狙ってみたのである。しかし、大きいヤツは少ない。私の結果は16、2センチで4位だったと思う。優勝は流石の瀬尾さんが仕留めた22センチだった。  昼、期待の徳島ラーメンを、瀬尾さんが招待してくれた。肉入りの特上ラーメンにご飯付き、・・確かに美味しい。この大盛りを年甲斐も無く残さずに平らげてしまった。誰か曰く、もっと喰いたかった、夜も喰いたかった・・そうである??  午後、鱗友サーフの福永さんの案内で、吉野川左岸の河口に案内していただいた。そこに湘南の釣り仲間、茅野智幸さん(ハンドルネーム:見習いさん)が尋ねてきた。転勤で徳島に単身赴任しているとのこと。明日の大会にも参加するという。今日は身体慣らしのよう、久し振りに一緒に釣りをした。  吉野川左岸、ここはずっと続くテトラ上であることから、私は初めは見ているだけにしようとも思ったが、やらないのは仲間に不愉快さを与えてしまう。・・まあ、そんなことから、皆が空けてくれた地元の釣り人が作った「お立ち台」に入れてもらうことにした。 ここでは、力石さんが25センチをヒット。皆、20センチクラスをポチポチと釣っている。しかし、根掛りも多く、仕掛けを取られる者、高切れをする者と苦労もしている。  そんな中、全く釣れなかった私に、チョイ投げでの1色半で強烈なアタリが入った。皆の注目の中、慎重にあげると何と28センチの大物!! 皆の唖然とした表情がなんとも嬉しく?・・思わず、にっこりとしてしまった。・・ようだ。 3日目、大会当日、午前3時30分に起きる。宿で用意された朝食弁当を平らげる。5時30分、大会会場となる旧吉野川左岸の里浦海岸5番スポット(沖のテトラ群を右から数えて5番目前ということ)に行く。 大会本部での受付の後、トリオ戦を組む為の抽選が行われた。私は何と、同行の力石一穂さんと地元鱗友サーフの矢野勝彦さんと組むことになった。足を引っ張らなければ良いが・・と云うのが本音だった。  大会宣言の後直ぐに、矢野さんの情報に従って力石さんとともに1番スポットに急行する。砂浜と平行に敷かれたテトラ上であっても、そこからの釣りは禁止である。行けども行けども砂浜は無い。20分近くも歩いたろう、一番最後の川岸近くにやっと小さな砂浜を見つけた。後を追ってきた瀬尾会長さんの姿はなくなった。2人で、投げる方向を変えながら開始する。 最初は18〜20センチ級がポチポチと・・、昨日よりマシな型だ。そして我慢の中、小型ではあるが数が来るようになっってきた。1時間後くらい経ったであろう、高知の吉永さんが追ってきた。私とは少し離れた場所に居た力石さんと、そこで2人の連釣りが開始されたのである。後から知ったが、10点バリに10尾のパーフェクトもあったという。 10時30分、試合終了である。重くなったクーラーを右肩に掛け、仕掛けの入った重いカバンを左肩に掛け、手にはサオをもって、辿った砂浜を20分間の競歩で戻る。流石に疲れるが、クーラーの中身が楽しみである。 ヘトヘトになって帰り着いたが、本部前に集まった釣仲間の目線がきつい。そんな中、計量の手続きに入ったのだが、私と力石さん、吉永さんの、それぞれの釣果を見ていた皆から、よどめ気に似たような空気が感じられた。先行者はそれ程釣れなかったらしいような、そんな空気が感じられたからだったのかもしれないが・・。 計量の結果、力石さんが1548グラム(102尾)、私が1436グラム(91尾)、そして裏方で最後まで釣りに専念できなかった矢野さんが650グラム、計3634グラムであった。堂々の優勝である。因みに2位は、後から来た吉永さんが入った組みの、2530グラムだった。・・矢野さん曰く、俺が居なくたって優勝だったですね!とお褒めの言葉を頂いた。 個人賞も、尾数賞も力石さんが1位、私が2位・・そして一緒に釣った吉永さんが81尾で3位だった。 結果から分かるように、勝因は場所。場所の良し悪しが決め手であったことが一目瞭然である。私自身は、前日の28センチに気を良くしての戦いで、サオも、何時ものようにカムイツクシィ。テンビンは、勿論、鱚介テンビンのIPPOバージョン。自画自賛をしてしまうが、久々にアタリも数も楽しむことができた。  それにしてもこの鱗友サーフの大会は大したものだ。全国的に名を成した横山武さんや松尾幸浩さん、岡野宣也さん、堀川宗雄さんや宮本幹治さん、その他多くの、名ある方が全国から集まる。今年の参加者は120人と聞くが、これからもっと盛んになるに違いない。  参加できたことの喜びとともに沢山の賞品を貰い、お世話になった鱗友サーフの皆さんにお礼を述べ岐路に着いた。 来年も是非参加したいもの・・・それにしても3日三晩、よく遊び、よく遊んだものだ。余談だが、歳を気遣われることはマダマダと言った自負心が勝るが、余り、運転もせずの遠征釣行は少し気が引ける。ただ、良き仲間の友情に感謝する楽しい旅であった。

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