一昨日アタリから水温が2〜3度ほど、急に下がってしまった。・・勿論、喰いの方も、フグのハリ盗りばかりでシロギスの数はガッタリと止ってしまった。
小生のブログを読まれ“落ちの荒食い”を期待し、今日は多くの方が(写真)来られたようだ。・・・見事に外れてしまった見通しの甘さを、先ずはお詫びしておきたい。
ただ、自然が為すこと故、釣りとはこんなものだと云うことも知ってほしい。
再び誤りはしたくないが、経験からして、下がった水温でもこのまま安定した状態が続くのであれば、喰いは必ず戻ってくるはずだ。
明日からは、大磯海岸にまで足を伸ばし探してみたいと思っている。
さて、釣れなくなったとは言え、今日は、釣友の山田聖二さんがすぐお隣で、見事!28センチ!!の大物をゲットした。潮が引き始めた中での、テトラ右手の3色半。・・エサは青イソメだった。
また、ジャンボニ宮さんが22センチをゲットしたほか、数名の方が20センチ級を釣っている。因みに小生は小ギスが10尾ほどだった。
二つの質問を受けたので簡単にお答えしたい。
先ずは先に書いた「カルキス」である。・・そう言う種類のキスが居るわけではない。言うなれば、魚体からサラシ粉(カルキ)の強い臭いを発するキスのこと。
小生は、もう20年近く前になるが、伊豆の伊豆多賀で釣った大ギスにこれを初めて確認した。同時に、釣誌にカルキ臭いキス、すなわちカルキスと言うことを書いた覚えがある。その後、投げ釣りが盛んになるに従って、釣りクラブなどで騒ぎになった事もあると聞く。
いま、パソコンで検索すると、このカルキスなる用語は定着しており、日本全国の海岸にこれが広がりつつある。しかし、この臭さの原因は良く判っていないようだ。
小生の感じでは、漁港や網干し場が在るような場所、岩礁帯があるような水域で釣れるような気がする。最近では、相模川の左岸にある下水処理場排水溝周辺で、かなりこのカルキスが釣れると聞く。
エサに原因するのか、水質に原因するのかは分らないが、環境汚染がもたらしていることは事実だろう。
食えるか?と問われれば、毒は無いかもしれないが、「臭くて食えない」・・と云うのが正解。
釣れたときに、風上にさらせば臭いは直ぐに分る。これを知らずして、気が付かずに、クーラーに仕舞い込むと、他の魚にもこの臭いが付いてしまうから要注意!!
次に、これから多くなるフグ対策である。結論から言えば、“フグが噛んでも切られないハリスがあれば良い”ということだ。
小生は、バークレィ・ファイヤーラインの1号を使っている。USA製のルアー用ライン。素材は、ミクロ・ダイニーマ(PEライン)で、世界最強(引張強度、結束強度、高感度)のラインであると宣伝している。確かに、ハサミで切っても切りにくい位だ。
欠点は、滑りやすいため結ぶ時には良く締め込むことが大事である。また、これを使って未だにフグに切られた事はないが、飲みこまれたハリを外すのは一苦労する。
因みに価格だが、150メートル巻きで、定価4950円(宮島屋釣具店:3300円)と少々高い。ただ、エダスだけに使用するのだから、1巻き買えば何年も使えるだろう。
平塚海岸 終っちまったのか??
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執筆者:高澤鱚介