奄美酒房・水連洞 祝30周年

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 行きつけの酒場「奄美酒房・水連洞」の、30周年記念祝賀パーティに女房とともに招かれた。招かれたと言うより、裏方として少しお手伝いをさせていただいた。  店主の山田義隆さんは、南国、鹿児島県奄美群島沖永良部島の出身である。学校を卒業後一人平塚に来られ、当時活況であったクラブのバーテンダーとして修行され、後年は市内で一、二を競う手腕を発揮されたそうだ。 その後、男一匹一念発起、紅谷町裏通りに「フレンドリー酒場:水連洞」を開業したのである。“水連洞”とは、沖永良部島にある鍾乳洞の名にあやかったそうな。 そこで飲ませたいサケ!・・故郷の“黒糖焼酎”を置いたのである。コレが大当たり、当時は焼酎を置く酒場なんぞは珍しく、その後訪れた焼酎ブームに火をつけた張本人でもある。もう一つの売りは、漁師もどきの“釣りの達人技”を活かし生簀とする相模湾から獲ってきた新鮮魚の活き造り。今も、週2〜3回は出かけ店のメーン料理を支えている。  そして今年6月、苦節に耐えながらの“30年”という記念すべき日を迎えた。平塚市内で30年間も続く酒場はほんの僅かしか無いだろう。先ずはその努力に敬意を表したい。 因みに、山田さんとは、色が黒く、目鼻立ちが良く、若かれし頃のイケ面をそのままに、リーゼントスタイルの髪とヒゲがよく似合う。また、無口で一見怖そうにも見受けるが、それがそうではまったく無い。心に秘めた頑固さを備えつつ、我慢強く、実に穏やか・・そして時折見せる笑顔が男をも魅了する。・・そんな男なのである。・・・少し、ほめすぎかな? さて、この日集まった方は約120人を超えた。来客を分けると、30数年以前から親しく店に通う島根征哉氏を始めとする「お客さんグループ」、鹿児島から駆けつけてくれた恩師の松山成文ご夫妻を中心とする「奄美出身グループ」、そして釣り名人服部善郎後夫妻、村越正海氏ご夫妻を始めとする「釣りグループ」である。 そして、会場となった神奈中グランドホテルの宴会の間には、故郷の奄美郷土料理と島遥で有名な「西和美さん」から届けられた最上級の黒糖焼酎や、沖永良部島の新納酒造から届けられたお馴染みの“天下一”などがずらりと並ぶ。また、友人達から届けられた胡蝶蘭などの花が今日の良き祝宴を盛り立てるように、見事に咲き誇っている。  そんな中、カンパイやご挨拶は通例どおり行われたが、目を引いたのは服部名人夫人が心を込めてご用意された30本の赤いバラ。勿論、これは水連洞の30年を祝っての“はな”そのもの!!。お祝いの言葉は、店主山田義さんと奥様の康子さんご夫婦の努力や人柄を称えるとともに、大勢の良い仲間達が居て、今を支えられていること・・等などが述べられた。  余興のメーンは、服部善郎氏、村越正海氏、庄三郎丸の後藤勇氏による「相模湾の釣りの達人“山田店主”」を巡っての対談。・・面白おかしく、皆、聞き耳を立てていた。 そして、コレ賑やかだったのが奄美の島歌と踊り。奄美でお祝い時に踊られるという「御前風」を、末山本村氏の三線で山本ユリエ師匠が踊ってくれた。 ・・・奄美独特の曲とフリで踊る姿をこんなに近くで見れて幸せ!!・・そんな声も飛び交った。最大の盛り揚がりは、三線の曲にあわせた皆での踊りだ。奄美出身者やこれにノった方々の慣れた手振り・・まるで、島に渡っての宴席のような気さえした。 間もなく、午後9時30分。あっという間に時間が過ぎていく。宴尽きないが、そろそろお開きだ。そんな時、前触れも無く突如演台に飛び乗ったのが一人息子の洋之(30歳)さん。ここに、彼から重大な決意が述べられた。「多くのお客さんに囲まれた親父の姿を見て、親父の偉大さを始めて知った。これからは苦労している親父を少しでも手伝いたい。自分として後を継げるよう努力したい。」・・所謂、後継宣言に近い挨拶がされたのである。・・皆、拍手喝采!!・・息子は親父の背中を見ていたのである。 こうして目出度い水連洞30周年の祝宴は終わった。水連洞は明日から、命名させて頂いた“奄美酒房”の冠をのせて新たな日が始まる。親子三人で頑張る店の中から、景気の良い掛け声と和やかなお客達の声が間断なく響く・・そんな“良いお店”として、これからも永く繁盛されることを今日来会の皆さんとともに祈念したい。 最後に、この日のために、企画から実行まで主体となってやってくれた釣りと酒仲間の本荘克行さん・・ご苦労様でした。補佐として動き回ってくれた山田美由紀さん、府津羅桂子さん、津田昌子さん、寺山明さん・・ありがとう。奄美の島歌や踊りをリードして頂いたシマンチュウの面々・・ありがとう。また、会場を花で飾って頂いた、中国東北料理ハルピンの酒井理恵さん、大磯釣船の与宗丸さん、タウンニュースの沼田繁さん、水連洞最古のお客様島根征哉さん、ありがとう御座いました。 そしてこの日、会を最高な形で司会進行をして頂いた佐々木奈緒子さん、永遠の記念としてビデオに記録して頂いた岡野進司さん、・・・お二人には、正に友情ボランティアとして働かせてしまいましたね。・・本当にありがとう。 皆様方には、店主に代わり心から御礼申し上げます。(この記事は、私の個人的日記と言うより、水連洞30周年の報告と、この良き日を記録として残したいという一念で認めたものです。個人名等を敢えて出してしまったのはこのためです。お許しを!!また、デジカメ映像は里見亮さんからお借りしたものです。)

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