高澤鱚介 Sea Side Blog

投げ釣り研究家

2017年03月21日(火)

お薦めできる「キス・スペ 405 FX+」!! [思い・雑感・・あるまま]

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キススペ 405 FX+

 これまで、このブログで竿のことを書いた事は少ない。 ・・何故なら、竿の良し悪しを評価したり、評論できるだけの知見を持たないからだ。

 投げ釣り用の竿を造っているメーカーは数社だが、その種類は多いし、毎年繰り返し新しいモノが出されている。竿の良し悪しは実釣する中で感じ取ることが出来るのだが、こうした大量の竿、高額な竿を持つこと、試すことも、ましてや日々、実釣で試すことなど出来る訳がない。

 そうした難しい条件の中にあっても、この竿は良い、あの竿はダメだ・・等々、釣り人の間では当たり前に、しかも淡々と、自信に満ちた評論がなされていることが不思議でならない。・・それに惑わされる方も結構多いのだ・・。
 
 竿の良し悪しは、同じ竿であっても、使う個人の体力や経験値によって全く異なるものである。従って、自分に良いからと言って、必ずしも他人にまで勧められるものでもないだろう。

 小生はこうした意識から、自ら感じたままを語ることはあっても、知ったかぶりで人様に高価な竿を買わせてしまうような「切っ掛け話し」は出来ないのである。

 とは言いつつ、多くの方から竿のことを聞かれる。

 ・・・確かに、これまで多くの竿を振ってきた。つい先日、これまで使ってきた古い竿を50本ほど処分した。
 リールシートやガイドが腐ってしまい使える代物ではなかったが、このまま置いても邪魔だし、後々処分に困るので、この際一本一本の思い出を断ち切りながら処分した。
 でも、比較的新しく使用に耐える大事な竿が、未だ30本近く残っている。これからはもう一度、時期や釣り場に応じて使い分け、今に見合った竿を見つけたいと思って居る。

 
 さて、小生は「投げ釣り用の竿」に関して、自分自身の体力や技量に応じて、二つの機能面から良し悪しを判断している。

 一つは、「投げ(竿)」の機能であり、もう一つは「釣り(竿)」の機能である。この二つの機能が、自分にとって適当に満たされるモノ、・・・これが自分にとって良い竿であると思っている。
 
 長い経験から見ると、投げ釣り用の竿は、これまで「投げる機能」ばかりを重視してきたように思う。しかも、如何に遠投が可能かを追求してきた。いわゆる硬調子の竿である。
 ・・釣れる範囲を広く探れることことから、確かに遠投は有利である。また、投げ釣りの魅力として、人よりも遠くに仕掛けを投げ込むと云った競争心を高めてきた。・・それも良いだろう。
 ・・・実は、こうした反面、投げ易さ、アタリの楽しみ、細かいテクニックなど、釣り本来の楽しさを実釣できる軟調子の竿・・・、これを遠ざけていたと言えないだろうか。
 一つの見方だが、こうした軟調子の竿を持つことを、自ら恥ずかしがる雰囲気すらあったと思う。
 
 しかし、である。・・・投げ釣りの世界も進展し、最近では、競争の釣りから自然環境を重視した、静かな釣り文化が育ち始めているように思える。・・・言うなれば、一尾の魚を、大事に、楽しみながら釣るといった方向にある。
 同時に、投げ竿も進化し「投げ、釣り」を、同時に満足できるような竿も出現した。・・この際、ニワトリが先か、卵が先かはどちらでも良い・・。

 小生がずっと抱いてきた釣りであり、探し続けた竿が見つかったのである。・・標記に掲げた「シマノ」のキススペシャルである。
 これまで、AX〜EXまで全ての種類を使ってきたが、一番軽量なEXでも、未だ物足りなさを感じていたのであった。・・そこに昨年出現した、長さ4.05m、硬さがFX+という竿・・・、すぐに注文し入手したのである。
 
 この竿は、オモリの標準負荷が24号で、細身で、自重310gと云った軽量であるが、軽くも、思いっきりも振れる竿である。それこそ6色以内の範囲を楽に探れ、キスのアタリも、これまでには無い鋭い伝わり方を感じることが出来るのであった。

 値段は高いが、小生にとって今、この世界に於いて、これ以上の投げ竿は見当たらない。・・・一言で云えば、誰にも適応する万能の竿だと言っても過言では無いだろう。
 もし、選ぶ竿に迷っているなら、思い切ってこれに決めても決して後悔は無いと考える。
 ・・冒頭に書いたような禁を破っても言えるような、そんな優れた投げ竿であると思って居る。

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塗装も新たになった・・

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シートガイドは「工房哲」で・・


Posted by 高澤鱚介 at 11時10分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年03月20日(月)

半ぶらテンビンオモリのこと・・ [思い・雑感・・あるまま]

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半ぶら用ウッドガン(単ガン)

 日々、海況情報で海水温を見ているが、ずっと14℃台のままである。これでは竿を出す気にはならない。
 14℃が15℃台に、さらに16℃となればキスは顔を出してくれる筈だ! ・・・もう少しの我慢を強いられそうである・・。

 こんな時、釣り仲間は何しているのだろう? 聞くところ、パチンコ、テレビ、酒???等など、あまり体には良くない過ごし方かも・・・。せめて、シーズンインに向けた道具の手入れや仕掛け造りなどをしたらどうだろう。・・・余計なことだが、どうもお互い気になることだから!!

 そうした趣味を持たない小生、やらねばならないことが沢山ある。特に、シーズンを迎えるにあたって、鱚介工房での準備作業がある。用意すべきものをしていないと、後々、自らの釣行に支障をきたすことになるからだ・・。

 そんなことで、今はラジオを聴きながら、今年きっと流行るであろう「半ぶらテンビンオモリ」を造りつつある。
 「半ぶら」は二つの部分を組み合わせて造るが、先ずはオモリを造らねばならない。今、造っているのは、富士のデルナーの白いキャップを外し、ウッドを被せた単ガンの「ウッドガン」である。

 他と異なるのは、半ぶら用は「丸目」の下部分に長めの足を付けなければならないことだ。
 ・・・ウッドキャップの上にカップワッシャーを被せ、足となるWスリーブを差し込みカシめる。 針金を切り揃えてから「クルックリン具」を用いて丸目を造る。この時、テンビンと接合する丸目を、スムーズに動くように小さくつぶしハンダ付けする。
 最後は、油性のウレタンニスを二度塗りし仕上げるのである。

 今日は、25号、27号、30号を各20本づつ仕上げることが出来た。
・・・良く乾いたら、あとは注文に応じて色々好みに応じて「テンビン」を造り込んでいけば完成するが、一番に気を使うことは手順である。半ぶらとなる「収縮ゴムの嵌め」であるが、ここは2重構造となり気を使う部分である。


 
 話しは変わる・・・。
 
 今年の冬は、タングステンのシンカーを半ぶらにしてほしいと云った注文がかなりあった。
 どんなオモリでも半ぶら化は可能だが、気になって居るのが景山産業製の「タングステン・シンカー(TG-18)」である。

 レアーアースとして貴重なタングステンは高価であり、これを素材としてオモリに加工製造することは技術的にも難しいと聞く。また、採算も取れにくいため、景山産業では既に生産中止をしてしまったようで、今、店頭にあるのは売れ残った30号以上の重いヤツだけである。(ようだ?)

 小生は、幾つかあるタングステンシンカーの中で、一番の優れものはこの「TG-18」だと思って居る。そのままであったり、加工したりして大事に使っている。
 この「TG-18」をお持ちの方、シンカー本体部があれば、何度でも改造し痞えるので、是非、大事にしてほしい。 改造のお手伝いは何時でも、工房でお受けしたいと思っているのでご相談を・・。

 なお、この「TG−18」については全種、鱚介工房の材料として在庫していることをお伝えしておきたい。

Posted by 高澤鱚介 at 17時29分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年03月10日(金)

南伊豆に! だが、強風で逃げ帰る羽目に!! [投げ釣り釣行記]

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今日、釣ったのはこれのみ!!

 昨日の南伊豆は相当に吹いたらしい。今日も怪しかったが、天気予報の裏をかいて、兎も角行って見た・・。
 途中、伊豆白浜海岸、外浦海岸は全くの凪、横目で眺めながら下田湾に・・・。しかし、ここは別の世界なのか、南西からの風が吹き始めていた。・・・ただ、治まることを期待し、背に風よけの壁がある福浦堤防に急いだ。

 堤防に入ってすぐの風が当らない場所に座を構え、数投してみたが全く気配は無し・・。それでも、和田春雄さんが小ギス、満雄さんがメゴチと、一応生きた魚の顔は見た。

 ここで吾輩に釣れたのは、強風に飛ばされ海面に漂う防寒用手袋・・。上手く、ハリ掛かりさせただけだった!!
 その後数投するも、南西の風が西に変わり、更に強くなってきたためここを断念することに・・

 行く釣り場も見い出せぬまま、何時も風だまりとなる妻良湾に向かったのだが、・・・ここも風が酷かった。そんなことで、今日の釣りは諦めざるを得なかった。
 
 ・・・もう直ぐ、もう直ぐだ!と云いつつも、キスの開花には今少しの時間が掛りそうだ!!

 余談だが、今日は午前4時30分に家を出て、下田湾で釣り、妻良湾で竿を出し、諦めて西伊豆廻りで帰路に・・。そして正午12時には、もう小田原・宮嶋屋釣具店にたどり着いていた。
 一応、竿も出した伊豆一周・・・。これは、小生にとって記録的な短時間釣行だったような気がする。

Posted by 高澤鱚介 at 18時57分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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プロフィール

高澤鱚介

高澤鱚介 (本名:高見澤 佑介)
 1941年東京に生まれ神奈川県の相模湾に面した二宮町に育つ。少年時代に竹サオに木リールでシロギス釣りの基本を覚え、以来、変遷する最先端の投げ釣り界で過ごす。「高澤鱚介」の名で長らく釣り誌等に執筆、NHK・TV等の釣り番組にも出演。昔日のオリムピック釣具のテスターとして、また、全国の釣り場環境保全に取り組むNPO法人イエローガイズ専務理事として長年に渡り活躍。現在、公益財団法人神奈川県栽培漁業協会の評議委員、全国釣り団体協議会の公認フィッシングマスター。さらに、釣り団体が主催する釣り行事や各地で開かれる釣りクラブの懇親会等に参加するなど、シロギスを求め全国を行脚中。同時に、近時は船のシロギス、カワハギ釣りにも挑戦中。一方、本物の釣り道具を伝承すべく「鱚介オリジナル工房」を主宰、鱚介テンビン「真打ち」や、ウッドシンカー「SMABS」、多連仕掛け巻き、オリジナル竿立て等々の名品を手がける。(神奈川県平塚市在住)

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